行方不明者の捜索などで活躍する警察犬の審査会がひらかれ、参加した犬たちが厳しいテストに臨みました。
審査を待つ犬たち・・
落ち着いた表情で指示を待ちます。
審査会では、一般家庭で飼われている犬とその飼い主を「嘱託警察犬」と「嘱託指導手」に任命するもので、審査は2年に1回です。
今回は、犬12頭とその飼い主10人がエントリーしました。
こちらの審査では、人が通った跡を正確にたどり、においがついた布を探し出します。
犬の嗅覚は人より3千倍から1億倍も優れていますが、警察犬にはさらに方向感覚や集中力、持久力も求められます。
警察犬 ドロシー(6才)の指導手 牟田真由美さん
「少し惑わされていた。風とか、意欲はあった」
警察犬 サンダー(8才)の指導手 岩崎俊二さん
「いつもの練習通りに行ってくれた」「行方不明者とか、犯人を確実に追うような犬に育てたい」
警察犬は2025年9月末までで26件の出動があり、そのほとんどは高齢者など行方不明者の捜索でした。
長崎県警本部 刑事部鑑識課 中田健一 課長補佐
「いち早く行方不明の方を見つけられるように手伝っていただけたら」
県警では合格した犬を年内に嘱託警察犬に任命することにしています。