仙台市青葉区青葉山に整備される音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設について、建設費が当初より200億円増え、548億円と見込まれることが分かりました。
仙台市は地下鉄東西線国際センター駅北側に、地下2階・地上4階建ての複合施設を整備することにしていて、11月18日、基本設計の中間案を発表しました。
1階の交流イベントロビーを中心にした吹き抜け空間が特徴で、音楽ホールは2000席規模。コンサートや舞台芸術など用途に合わせて転換可能なつくりとなっています。
一方、建設費は物価高騰などの影響でおととしの当初案よりもおよそ200億円多い548億円ほどと見込まれ、さらに増える可能性もあるということです。
年間来場者数は54万人、経済波及効果は47億円ほどと試算されています。
仙台市 郡和子市長
「残念という声もあるかもしれないが、致し方ない投資になると思う。不断の見直しにも取り組んでいかないといけないとも思う」
仙台市は12月14日に市民説明会を開いた上で基本設計をとりまとめ、2031年度の開館を目指しています。