坂井市内の国道8号沿いでは、18日、国土交通省の職員らが冬用タイヤのチェックや、スタックした車両を救出する訓練を行いました。
2018年2月。県内は記録的な豪雪に見舞われ、あわら市から坂井市にかけての国道8号で大規模な渋滞が発生し、約1500台の車両が立ち往生しました。
この大雪災害を教訓に車両の立ち往生を防ごうと、坂井市上安田の国道8号沿いにチェーン着脱場が整備され、国土交通省・福井河川国道事務所などが、毎年、訓練を行うようになりました。
18日は、事務所の職員や警察官ら約30人が参加し、実際に国道8号を走る乗用車やトラックをチェーン着脱所へと誘導し、冬用のタイヤを装着しているか確認する流れを確認。合わせて早めのタイヤ交換を呼びかけました。
また、車両の立ち往生を想定し、動けなくなった車両を移動させる訓練も行われました。
担当者は「訓練で確認できたことを着実に実行したい。また早めのスタッドレスへの呼びかけも行っていく」と話しています。
18日の訓練では乗用車とトラック合わせて17台をチェック、このうち冬用タイヤを
装着していたのは7台だったということです。