宮城県の村井嘉浩知事は18日、仙台空港と韓国を結ぶ国際線について、格安航空会社(LCC)の誘致検討を県幹部に指示した。同日の定例会見で明らかにした。

村井知事は11日に韓国・ソウルで行われた日本のPRイベントに参加し、宮城県の観光や経済分野の魅力を発信。会場には33社、レセプションには100人以上の現地報道関係者が集まったという。

村井知事は会見で、
「旅行会社・メディアなどの参加者同士のネットワークを作ることができた。今後、非常に素晴らしい人脈を構成できる。日韓知事会議では、今回は経済および産業分野の協力案の模索・人口減少および地方消滅への対応施策がテーマ。韓国は出生率が低く、お互いに危機感を共有した」と述べた。

そのうえで、現地の若者から「旅費が高く東北に行きづらい」「仁川~仙台にLCCを飛ばしてほしい」といった声が寄せられたと説明。
これを受け、18日朝の幹部会でLCC誘致の検討を指示したと明らかにした。

村井知事は今後の路線拡大について、
「韓国便に限らず、さまざまな便・路線を増やしていきたい。アジア圏は距離が近くないと難しい。誘致を頑張りたい」と意欲を示した。

仙台空港の韓国線は現在、アシアナ航空が週5便(月・火・水・金・日)を運航している。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。