岩手県岩泉町では、11月17日にクマ2頭が半日にわたって居座った住宅街の柿の木に、18日も2頭が出没していて、警察などが警戒しています。
18日午前6時半ごろ、岩泉町の住宅街にある柿の木にクマ2頭がいるのを、警戒中の警察官が確認しました。
2頭は成獣1頭と子グマ1頭の親子とみられ、午前11時00分現在も木の上にとどまり続けています。
この柿の木には前日の17日も2頭のクマが13時間にわたり居座ったほか、11月12日にも出没しています。
現場に近い岩泉小学校では、18日朝、児童が保護者に付き添われながら登校していました。
岩泉小学校 宮本和典校長
「いつ敷地内に入ってくるかわからない状況なので、休み時間も外で遊ばせてあげられていない」
町によると、現場は住宅に囲まれていて、緊急銃猟の対象にはできず、山に帰るのを見守っている状態だということです。
一方、18日は盛岡市向中野でも午前7時40分ごろ、ホームセンターの「DCM盛南店」の屋上駐車場にクマ1頭が出没し、居座り続けましたが先ほど捕獲されました。
<以下の追加情報を加筆 午前11時35分>
岩泉町の住宅街の柿の木に居座っているクマ2頭について、これまで、現場が住宅に囲まれていて、緊急銃猟はできないとしていましたが、岩手県警によるとライフル銃での駆除を担うプロジェクトチームを出動させたということです。