任期満了に伴って行われた福島市長選挙で、前衆院議員で新人の馬場雄基氏(33)が当選した。
福島市長選挙は11月9日告示、11月16日投開票の日程で行われ、馬場氏のほか、3期目を目指す現職・木幡浩氏(65)、会社経営の新人・高橋翔氏(37)が立候補。
午後10時時点での開票率は96.22%で馬場氏が57,500票、木幡氏が42,500票、高橋氏が2,000票となっている。
投票率は47.34%と前回4年前の市長選を12.55%上回った。
※「高」ははしごだか
木幡氏は福島市内の事務所で支持者らに対し「私の不徳の致すところ、そして力不足が故の結果」とお詫び。「強いて言えば(JR福島駅)東口の再開発、西口の跡地の問題、先達山の(メガソーラーの)状況、これらの現状から私への期待が高まらなかった」「訴える力が弱かった、特に現役世代への訴える力が弱かった」と選挙戦を振り返った。
馬場氏に対しては「再開発事業への対応も迫っておりますので、いきなりで大変かと思いますが、精力的に諸課題に対応いただいて、福島の新しい未来を築いていただきたい」とした。
馬場氏は2021年に衆院選で初当選し「初の平成生まれの国会議員」となった。2024年の衆院選でも比例での当選を果たしていたが、2025年9月に立憲民主党を離党し議員辞職。福島市長選への立候補を表明した。
福島県選挙管理委員会に残る記録によると、大きく市町村合併が進んでいた1963年の福島市長選挙以降、40代以下の市長はおらず、33歳での当選は最年少。