任期満了に伴って行われた福島市長選挙で、前衆院議員で新人の馬場雄基氏(33)が当選を確実とした。
福島県選挙管理委員会に残る記録によると、大きく市町村合併が進んでいた1963年の福島市長選挙以降、40代以下の市長はおらず、33歳での当選は最年少。
福島市長選挙は11月9日告示、11月16日投開票の日程で行われ、馬場氏のほか、3期目を目指す現職・木幡浩氏(65)、会社経営の新人・高橋翔氏(37)が立候補していたが、福島テレビが行った期日前・当日投票の出口調査や情勢取材などから馬場氏の当選が確実となった。
※「高」ははしごだか
馬場氏は2021年に衆院選で初当選し「初の平成生まれの国会議員」となった。2024年の衆院選でも比例での当選を果たしていたが、2025年9月に立憲民主党を離党し議員辞職。福島市長選への立候補を表明した。
選挙戦では、人口動態や財政を見える化し数字と実績に基づいた政策判断を行うとする「データ行政の確立」や、JR福島駅東口の再開発について「再整理を目指し計画の磨き直し」を訴えていた。