16日も日本列島は秋晴れでした。
週末、土日とも晴れるのは全国的に久々で、東京では9月下旬以降、実に7週間ぶり。
青空の下、各地でこの時期らしいイベントが開かれました。
秋晴れの空の下、山形・天童市で行われたのは、鍋の祭典「令和鍋合戦」。
富山県のカニ鍋をはじめ、静岡おでんなど全国のご当地鍋が軒を連ねました。
「いろんなの食べられておいしいし、楽しいし、天気もいいからとても良かった」といった声も聞かれ、訪れた人たちは寒さが厳しくなる季節を前に、熱々の鍋を堪能していました。
一方、富山・砺波市では今が旬の特産のユズを販売するイベント「庄川ゆずまつり」が行われ、オープン前から長い列ができました。
中には6袋買い求める人もいました。
こちらのユズは果肉が厚く香りが強いのが特徴で、今年は傷も少なくサイズも大きめなのが多いということです。
訪れた人は「親戚と親に持っていく。おいしい。香りもいい匂いがする」と話していました。
所変わって、佐賀市では子どもたちが秋の味覚・柿の皮をむく技を競う柿むき大会にチャレンジしました。
16日は小学生と中学生約80人が参加。
スピードを競う“速むき”に、むいた皮の長さを競う“長むき”などの腕を競いました。
参加した子どもは「去年は2m10cmだったが、今年は1m78cmで短くなったのが残念」と話していました。
そうした中、7週間ぶりに土日とも日照時間が5時間を超えた東京では、墨田区と台東区に架かる桜橋で“区境”をかけた熱い戦いが行われました。
それぞれの区の代表チームが綱引きをする「隅田川ツナシキ大会」。
勝った区は、非公式ながら区境を1メートル動かすことができます。
浅草で人力車を引いている台東区のチームは、墨田区のバレーボールチームと戦い、最初は負けていましたが後半、逆転し勝利しました。
台東区チーム:
チーム力で、最後まで負けないという気持ちでやりきった。最後みんなで一致団結して勝てたからうれしい。
結果は台東区が6勝し、2024年に続き2連勝しました。
一方、敗れた墨田区のチームは「悲しい。でも全力でやったので悔いはない」と話していました。
16日の結果を受けて区境を示す線がさらに1メートル、墨田区側に移動されました。