島根県立大学の学生が温暖化対策の活動で得た国の認証制度・Jクレジットを松江市の自動車販売会社に寄付しました。
11月15日、松江市で行われた贈呈式では、島根県立大学の学生・小寺健太さんからJクレジット創出に協力した島根トヨペットの勝部社長に感謝状が手渡されました。
去年3月から小寺さんらは、ゼミの活動として、大田市の放置された竹林の整備を行い約500キロ分の竹炭を作りました。
その竹炭を農地に埋めることで温室効果ガスを吸収し1トン分のJクレジットを創出しました。
Jクレジットは温室効果ガスの排出削減量や吸収量を国が認証して取り引きできる制度です。
一方、島根トヨペットはこの農地で栽培した野菜の販売に協力。
学生たちからJクレジット1トン分が寄付されました。
島根県立大学3年・小寺健太さん:
「バイオ炭を活用したJクレジットの創出でしたが、地方の学生と、自治体や企業が一緒になって環境問題に取り組めるような組織がいっぱい増えていくとうれしいと思います」
この会社では、今後も大学生の活動に協力していきたいとしています。