15日に開幕した、耳が聞こえない・聞こえにくい人のためのオリンピック「デフリンピック」。
柔道で日本のメダル第1号が飛び出しました。
メダル獲得を一目見ようと朝から大行列となった東京武道館。
デフ柔道は「待て」などの審判の指示が聞こえにくいことがあるため、選手の肩をトントンとたたいて知らせます。
選手たちを応援しようと、都内ではパブリックビューイングが開かれ、オリンピック柔道金メダリストの谷本歩実さん(44)もエールを送ります。
谷本歩実さん:
日本の選手!金メダルを取るぞ!
女子52kg級では惜しくも準決勝で敗れた岸野文音選手(23)が3位決定戦に挑みました。
アイルランドの選手に対し開始早々、技ありを奪いました。
その後も優勢に攻めた岸野選手が合わせ技一本で勝利し、デフリンピック初出場で銅メダル獲得。
畳を降りると涙があふれた岸野選手。
今大会、日本選手団のメダル第1号となりました。
また、男子73kg級でも前回大会5位の蒲生和麻選手(31)が見事、銅メダルを獲得です。