香港当局は日本を訪問する市民に対し、安全に注意するよう呼びかけました。
香港当局は15日、香港市民に対し、日本を訪問する際は安全に注意するよう呼びかけました。
2025年7月に東京都内で中国人2人が負傷した事件などを挙げ、「今年から日本で中国人が襲撃される事件が増加傾向にある」と主張しています。
さらに、熊による襲撃事案が相次いでいることも指摘しています。
香港当局の対応は、中国政府が高市首相の台湾を巡る発言を受け、日本への渡航を当面控えるよう注意喚起したことを受けたものとみられます。
2025年1月から9月まで、香港から日本を訪れた人は約182万人でした。
また中国の教育省は16日、「日本の治安が不安定で中国人に対する犯罪が多数発生している」と主張した上で、「治安と留学環境が良くなく、日本における中国人の安全リスクが高まっている」などとして、日本への留学計画を慎重に検討するよう呼びかけました。
既に留学している学生らに対しても、治安状況に留意するよう注意喚起しています。