「台湾有事」に関する高市首相の国会答弁に中国が反発を強めていることを巡り、立憲民主党の野田代表は「国益を損なうような発言をしてはいけない。よくわきまえてもらわなければいけない」と述べました。
立憲民主党・野田代表:
国益を損なうような発言はしてはいけない。やはりトップとしての発言というのは、おのずと慎重であるべき場面があると思う。そこはやはり、よくわきまえてもらわなければいけない。
野田氏は長崎県で記者団に対し、「(高市首相の)踏み込みすぎた発言に危うさを感じる人が増えてきたと思う」として、「国会でチャンスがあればしっかりとただしていく」と述べました。
日中関係を巡っては「外交ルートを通じ腹合わせをしていくことが大事ではないか」と述べ、南アフリカで開かれるG20首脳会議の機会に「中国の李強首相との会談がセットできるかが大きなポイントになる」との見方を示しました。
一方、16日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で自民党の田村政調会長代行は「汚い首は斬ってやる」などと投稿した中国の大阪総領事について、「本人からおわびがあるのが普通。その上でどうするか。あとは中国政府がどういう判断をするかの話。それでも何も対応がなければ、その時(日本政府が)しかるべき対応せざるを得ないという話」と述べ、謝罪などがなければ国外退去を含む対応をするべきだとの考えを示しました。