◆坂出ICでは2018年以降4件の逆走
本四高速は瀬戸中央道のインターチェンジなど、本州と四国を結ぶ道路の3カ所を重点対策箇所に指定し、ドライバーの「逆走」への対策を行う計画を発表しました。
四国地方では瀬戸中央自動車道の坂出IC(坂出市)、西瀬戸自動車道の伯方島IC(今治市)の2カ所を、複数回逆走車があった、重点対策箇所に指定しています。この2カ所では意図せず一般道から高速道路に入った場合、Uターンして逆走する事案に対して、転回禁止や進入禁止を注意喚起する対策を行います。
坂出ICでは2018年以降、ランプ内で4件の逆走が発生しています。このうち3件は料金所通過後に誤って進入したことに気づき、故意にUターンしました。このうち1件は認知症の疑いがあるということです。残りの1件も誤って進入したことに気づき、ランプ部で故意にUターンしていました。
この場所ではLEDを使った路面標示や案内看板を設置する予定です。
◆自宅の戸締りが気になり逆走したケースも
また、伯方島ICでは2020年以降、ランプ内で3件の逆走が発生していました。忘れ物に気付いた、誤って侵入したことに気付いた、自宅の戸締りが気になり、いずれも故意にUターンしていました。
この場所では進行方向や転回禁止を知らせる看板の設置や、錯視効果を応用した路面標示を行うほか、誤って侵入した場合の待機場所を知らせる路面標示も行う予定です。
本四高速では岡山県早島町の早島ICも重点対策箇所に指定し、対策を行うことにしています。