無人店舗に侵入し、商品のケースをたたき割る大胆な犯行、その一部始終を防犯カメラが捉えていた。11月14日未明に熊本市中央区のポケモンカード販売店で、商品が盗まれる事件が発生し、設備の被害も合わせると250万円にのぼるという。

「いくばい」の掛け声の後 一斉に…

11月14日午前1時半ごろ、突如未明の無人店舗に入ってくる3人組。入店と同時に、一人が「いくばい」と声をかけると、一斉に工具のようなもので、商品が入ったケースをたたき始めた。

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これは、熊本市中央区渡鹿にある、ポケモンカード無人販売店に設置された防犯カメラの映像。被害に遭った店舗はショーケースが割られ、いくつかの商品は取られず、ケースに残ったままになっていた。

被害に遭ったのは、ポケモンカードの未開封ボックスなど50万円から80万円分の商品。被害額は設備などを合わせると、250万円にのぼるという。

黒ずくめの3人組 外には見張り役か

防犯カメラに映った3人組は、黒ずくめの服装にマスク姿で手にはゴム手袋をしているように見える。また、3人以外にも見張り役がいるかのように、外に声をかける様子も写っている。

店の運営責任者によると、3人組はレスキューハンマーのようなものでガラスやアクリルを割り、滞在時間は1分半から2分程度。その後、店から南の方向に逃げていったという。

店は警察に被害を届け出ていて営業再開のめどは立っていない。警察は、窃盗事件として捜査をしている。また、中央区新市街にある系列店でも8月に売り場を荒らされる事案が発生している。

(テレビ熊本)

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