8月の記録的大雨で熊本市内の2つの排水施設が機能停止した問題を検証する外部検証委員会は市長に『中間答申書』を提出しました。
この中で、検証委員会は中央区の坪井ポンプ場について機能が停止した約14時間半の間に浸水深が、数センチ上昇したと推定。
その間、約1万500立方メートルの水が排出できなかったということです。
また、西区の山ノ下排水機場については1時間に1万6200立方メートルの水を排出する能力があるものの約5時間半にわたり停止。
周辺の浸水深は数センチ上昇したとしています。
検証委員会は、再発防止策として設備のかさ上げなどを示したほか市全域を対象に『止水版』の補助制度の導入を提案。
これについて大西市長は14日、次の定例市議会に提案する考えを明らかにしました。
排水施設に関しては引き続き検証を進め、今年度中に最終答申をまとめる予定です。