横田めぐみさん(失踪当時13歳)が北朝鮮に拉致されてから11月15日で48年になる。高市首相は14日、官邸で記者団に対し、解決に向けた決意を強調した。
高市首相は「11月15日で、横田めぐみさんが拉致されて48年になる。本当に長い長い時間だ。2002年に5人の拉致被害者が帰国されて以来、横田めぐみさんも含めて1人の拉致被害者の帰国も果たせていないことを本当に申し訳なく思っている。横田早紀江さんをはじめ、ご家族の皆様は、長年にわたって苦しみ悲しみ、なんとか元気なうちに肉親を抱きしめたい。もう一度再会を果たしたい。そんな思いで過ごして来られました」と述べた。
さらに高市首相は、「拉致問題の解決は一刻の猶予もない」とした上で、「日朝の新たな実りある関係に向けて、金正恩委員長と首脳同士で正面から向き合い、様々な状況に応じて果敢に行動することで、具体的な成果に結びつけていきたい。あらゆる選択肢を排除せず、何としても私の代で突破口を開きたい。その思いでいっぱいだ」と強調した。
そして、「やれる限りのこと、やっていく。その決意に満ちている」と述べた。