アラームをかけ忘れていました。
JR四国は28日の正午すぎ、予讃線の下り特急しおかぜで愛媛県西条市の伊予西条駅から乗務するはずだった運転士が発車時刻に間に合わず、8分遅れで出発したと発表しました。
この遅れで約320人に影響が出ました。
JR四国によりますと、28日午後0時17分頃岡山発松山行きの下り特急しおかぜ7号が伊予西条駅に到着したところ、ホームで待機しているはずの乗務予定の運転士がいませんでした。
高松の指令室経由で伊予西条駅の休憩室に確認し、乗務予定の運転士は初めて発車時刻が過ぎていることに気付いたということです。
その後、この運転士が列車に乗り込み、しおかぜは8分遅れで伊予西条駅を出発しました。
年末年始の帰省ラッシュが始まる中、しおかぜ7号の乗客は約270人で、行き違いの列車などを含めると約320人の足に影響が出ましたが、現在ダイヤへの影響はないということです。
JR四国によりますと、乗務予定の運転士は乗り遅れがないよう【業務用のスマートフォンなどでアラームを設定するのがルール】ですが、この運転士は設定を忘れていて、当時は他の運転士と会話していたということです。
JR四国は「ご利用のお客様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。再発防止に向けて、指導の徹底を図ってまいります」とコメントしています。