自民党の田畑裕明衆議院議員の問題を受け、空席となっている富山1区の支部長について選考委員会は「田畑議員を除き、ふさわしい候補者をリストアップする」との方針を明らかにしました。

これは14日朝開かれた自民党富山市連の会合で、明らかになったものです。

富山1区をめぐっては、田畑裕明衆議院議員の不適切な党員登録問題を受け、次期衆院選の候補者となる支部長が空席となっています。

これまで富山市連と県連は田畑議員を選考から外し、別の人物を選ぶとしていて、この方針について先月、党本部からの了承を得たということです。

選考委員会では今後、ふさわしい候補者をリストアップし、具体的な選考方法を決める方針で、藤井大輔選考委員長は新たな支部長を「年内には決めたい」と述べました。

また、選考委員会では校下支部などを対象に、支部長にふさわしい人物像を問うアンケートを実施していて、とりまとめた結果が示されました。

それによりますと、支部長には「自民党の信頼回復と党勢拡大に尽力できる。」・「高いレベルの政策立案、実行が期待できる。」・「社会的な信頼と責任感をあわせ持つ人間力がある」・「社会活動などで実績があり、将来に大きな期待が持てる」などの4項目を定義しました。

*自民党富山市連 支部長 藤井大輔県議
「これからの未来を託せる選挙区支部長にふさわしい人物像をというまっさらな思いで作った」

次期衆院選富山1区を巡ってはいまのところ過去最多の7人が立候補する可能性があります。

現職の田畑議員は無所属でも出馬するとの見方があり、立憲民主党の現職山登志浩議員はすでに立候補を表明しています。

また、維新の会と共産党は候補者の擁立を模索しているほか、参政党は、富山市在住の会社員斉藤匠さんを擁立、元職の吉田豊史さんも出馬の意向を示しています。

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。