南米ペルーの山岳地帯で12日未明、60人以上を乗せたバスがトラックと衝突し、約200m下の谷底へ転落した。事故で37人が死亡し、25人が負傷した。現場では車体が大破し、周囲には乗客の荷物が散乱していた。ペルーでは7月にもバスの転落事故が起きている。
大型バスが200m転落
渓谷の谷底へ転落したバスは大破し、横倒しになっている。

その周囲には、乗客のものとみられる持ち物などが散乱していた。
事故は12日未明、南米ペルーの山岳地帯を走る道路で起きた。地元当局によると、乗客60人以上を乗せたバスは、トラックと衝突した。
その弾みでバスは道路を外れ、約200m転落した。
バスと衝突したトラックは前方部分が激しく壊れ、ボンネットがくの字に折れ曲がっているのがわかる。

事故による死者は37人に上り、25人が病院に運ばれ、治療を受けている。
生存者の中には、生後8カ月の乳児と4歳の男の子の兄弟もいた。2人とも擦り傷程度で、軽傷だという。
7月にも転落事故
ペルーで起きたバス転落による死亡事故は、今回が初めてではない。
7月には、首都リマからアマゾン地域へ向かう2階建てのバスが車道から外れ、斜面から転落する事故が起きたばかりだ。
現時点で、事故の詳しい原因はわかっていない。
地元メディアは、2018年に40人が死亡したバス事故以来の大惨事と報じている。
(「イット!」11月13日放送より)
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