警察のプロジェクトチームが稼働を始めたことについて、これまで駆除を一手に引き受けてきた岩手県内の猟友会の会長は、歓迎する意向を示しています。
その一方技術的には不安も拭えないとしています。
ハンター歴50年以上の北上市猟友会鶴山博会長です。
北上市猟友会に所属するハンター72人のうち24時間対応できるのは、鶴山さんただ一人です。
北上市猟友会 鶴山博会長
「警察官が来ることは歓迎する。ライフル部隊が後方にいると我々も心強いし、早い対処ができる」
警察官のチームを歓迎する一方、急所を一発で狙うには熟練の技が必要で、技術的な部分では不安もぬぐえないと語ります。
北上市猟友会 鶴山博会長
「それなりの練習はしていると思うが、生きたものを撃つとなると、ちゅうちょすると思う。技量はかなりの練習しなきゃだめ」
北上市猟友会では2025年に、2024年の約5倍となる33頭のクマを駆除しています。
クマの冬眠が待たれますが、鶴山さんは今後も警察などと連携しながら警戒にあたりたいと話しています。
北上市猟友会 鶴山博会長
「動物の動きに関しては、予想がつかないのでこれからもまだ続くと思うが、協力し合ってやっていくのが一番」