地震の発生を想定して宮崎県日南市の高校とJR九州宮崎支社が合同で地震・津波避難訓練を行いました。
訓練には日南高校の生徒と職員、それにJR九州宮崎支社の運転士などが参加しました。
(列車内の運転士)
「ただ今地震が発生しました。津波の警報も発令されました。津波に備え、高台に避難をいたします」
生徒は列車から急いで出ると、高台にある学校を目指し雨の中走って避難をしました。
日南高校は全校生徒343人のうちおよそ半数の165人が列車で通学しています。
(運転士)
「急げー津波が来るぞ、急げ」
生徒たちは災害時の対応を確認していました。
(列車通学をする生徒)
「リアルな体験ができて自分達の身を守るためにしっかりしないといけないなと感じました」
(列車通学をする生徒)
「避難が難しい人とかもいると思うので、動ける高校生たちが助けていきたいなと思いました」
(JR九州宮崎乗務センター西本亜久里運転士)
「1人でもけがなくスムーズに避難ができるように私も訓練を積み重ねて災害に備えていきたいと思います」
日南高校では、防災士の生徒会役員10人を中心に今後も訓練を計画してきたいということです。