13日の日本列島は大気の状態が非常に不安定となり、北日本の日本海側でひょうやあられが降りました。
秋田・由利本荘市では、正午ごろに空模様が急変。
空から次々と落ちてくるのは小さな氷の粒「ひょう」です。
強風で木々が大きく揺れる中、氷の粒が車やアスファルトをたたきつけていました。
また、別の映像では緑色の屋根の上にひょうが積もり、白くなっていました。
大粒の雨が激しく降るのは13日朝の東京・八丈島。
風も強く、アスファルトの上で波打つように雨が降っています。
視界も白くかすむほどです。
台風26号が接近したことで風が強まったのが沖縄・石垣島です。
街路樹や店ののぼりの旗が、風で大きくなびいています。
歩道には、風で飛んできたとみられる大きな葉が落ちていました。
台風26号は午前9時に温帯低気圧に変わりましたが、今後も強風や大雨に注意が必要です。
エメラルドブルーの海に白波が立ち、大荒れに。
フェリー乗り場は閑散とし、運航表には欠航を示す×の印が並んでいました。
そして午前11時ごろ、空模様が急変し、大粒の雨が激しく降り出しました。
沖縄本島では、記録的な大雨による被害も発生しています。
沖縄県の国頭村では土砂崩れが発生。
けが人はいないということです。
台風26号は、これまでに大きな被害をもたらしています。
非常に強い勢力の状態でフィリピンを直撃。
27人が死亡し、一時、100万人以上が避難する事態となりました。
その後、台湾に。
台湾北東部の宜蘭県では、豪雨によって洪水が発生しました。
あふれた水が建物の1階部分の半分以上の高さまで達し、ゴムボートで住民を救助する様子も。
別の家でも、住人が腰の位置まで水につかっています。
浸水被害で、電気設備がショートしたとみられています。
12日、宜蘭県をドローンで捉えた映像では、街一帯がまるで湖のように冠水しています。
台湾メディアによりますと、13日午前8時までに95人がけが。
けが人は宜蘭県が最も多く、37人。
死者や行方不明者はいないということです。
台風26号は温帯低気圧に変わりましたが、気象庁は沖縄県の沖縄本島地方では13日夜遅くから14日の未明にかけて、線状降水帯が発生する恐れがあると発表しました。
大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあり、土砂災害や河川の氾濫など厳重な警戒が必要です。