俳優の広末涼子さん(45)が2025年4月に新東名で起こした事故をめぐり、警察は11月13日、広末さんを書類送検しました。

容疑は過失運転致傷で、4月7日、静岡県掛川市にある新東名・上りの粟ヶ岳トンネルで車を運転中、大型トレーラーに追突する事故を起こし同乗者に重傷を負わせた疑いです。

捜査関係者によりますと、広末さんは新東名の制限速度120kmを60km以上超える時速180km台で走行していたとみられます。

また、広末さんは事故のあと搬送された病院で看護師を蹴るなどした傷害の現行犯で警察に逮捕されました。

本谷育美アナウンサー(2025年4月):
いま、白い車、広末容疑者を乗せた警察車両が浜松西警察署の裏側から出てきました

その後、広末さんについて取り調べを行ってきた検察は「処分保留」で釈放し、任意で捜査を続けてきました。

一方、広末さんは気分の高揚と低下をくり返す「躁うつ病・双極性感情障害」と診断されことを公表し、芸能活動を休止しています。

福島流星 記者(2025年7月):
いま、広末さんの表情を確認することができました。少しうつ向き、警察の写真撮影に応じています

約3カ月後の2025年7月、警察は広末さんを新東名のサービスエリアや事故現場に立ち会わせて実況見分を行い、当時の状況を詳しく調べてきました。

そして11月13日、過失によって事故を起こし、人にケガをさせた容疑が固まったとして地検浜松支部に書類送検しました。

危険運転致傷容疑も検討されましたが、時速180km台であっても「高速道路上であれば制御不能だったとは言えない」と判断し適用は見送られました。

今後、地検浜松支部は傷害容疑と過失運転致傷容疑について処分を検討することになります。

傷害については関係者によりますと被害者との間で示談が成立していて、それを考慮し判断が検討される見通しです。

過失運転致傷はケガをしたのが仕事関係者で、その処罰感情を含めて検討されます。

今後の焦点は検察の判断に移ります。

テレビ静岡
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