インフルエンザの流行が止まりません。広島県は13日、さらに拡大する恐れがあるとして、「インフルエンザ注意報」を発令しました。

過去10年間で2番目に早い発表となります。

広島県によりますと、今月3日から9日までの1週間で、県内のインフルエンザ患者数は、1医療機関当たり平均9.27人でした。

前の週から約2.5倍に急増し、3週連続の増加となっています。

中でも、三次市・庄原市を管轄する県北部保健所管内では12.6人、東広島市などを管轄する西部東保健所管内では11.63人、広島市保健所管内で11.23人と、いずれも注意報基準である「10人」を上回ったことから、県は13日付でインフルエンザ注意報を県内全域に発令しました。

【広島県内の流行状況 11月3日~9日】※定点当たり患者数
〈県保健所〉西部:8.77人 西部東:11.63人 東部:3.22人 北部:12.60人
〈広島市保健所〉11.23人
〈呉市保健所〉6.67人
〈福山市保健所〉8.25人

発令は過去10年間で、2番目に早いということです。

年代別で見ると、患者全体の約8割が10代以下の小児患者が占めています。

全国的にも流行が進むインフルエンザ。秋の行楽シーズンで移動が増えるシーズンでもあり、県は手洗いやうがい、マスクの着用など感染対策の徹底を呼びかけています。

テレビ新広島
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