「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から36年前の1989年11月12日から13日にかけて、現在の庄原市西城町で13年に一度開かれるという「大神楽」が行われました。

この大神楽は現在の庄原市東城町や西城町一帯に江戸時代から伝わる「比婆荒神神楽(ひばこうじんかぐら)」です。

神楽行事が三日三晩続くことやほかの神楽団と異なり、舞い振りが古く、神がかりの神事などを残していることなどから1979年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

比婆荒神神楽保存会の面々が午後7時から翌朝の7時までいろいろな舞いを次々と披露。13年に一度とあって、地区の人たちはそれぞれ客を招きコタツを広げて見入っていました。

一つの神楽で3時間前後かかるものもあり、観客たちは一晩中、絢爛豪華な舞に酔いしれていました。

(メモ)
広島県内で国の重要無形民俗文化財に指定されているのは、「壬生の花田植え」「比婆荒神神楽」「塩原の大山供養田植え」「安芸のはやし田」の4件です。

テレビ新広島
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