県内の特殊詐欺被害額が過去最悪となる中、今年の被害額は20億円に迫る勢いで、特に、息子を名乗る人物から「同窓会の案内」を騙る電話をきっかけにした、詐欺被害が増えているということです。

警察によりますと、今年県内で発生した特殊詐欺の被害額は、10月末時点で19億5500万円にのぼっています。

これは、過去最悪だった2014年の年間の被害額、16億3437万円を9月の時点ですでに上回り、被害は増え続けているということです。

手口として「警察官を騙る詐欺」が多く発生する一方、最近は、新たな「オレオレ詐欺」の手口も見られ、中でも、息子などをかたる人物から「同窓会の案内が来ていないか」という電話があり、それをきっかけに証券会社をかたる人物などから金を要求されだまされる手口が増えているということです。

被害にあった人では「息子の代わり」と言って自宅を訪れた人物にお金を渡すケースが多いということで、県警は、「会ったことのない人物がお金を要求するのは詐欺。
すぐに110番通報してほしい」と警戒を呼びかけています。

テレビ新広島
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