様々な理由で義務教育を受けられなかった人などに学び直しの機会をもってもらおうという夜間中学校。新潟市では2027年4月に開校を予定していて、有識者会議がその基本計画についての最終案を取りまとめた。
27年開校予定の“夜間中学校”
11月10日に開かれた、2027年4月の開校を目指す新潟市立夜間中学校の設置に向けた有識者会議。
夜間中学校は、様々な理由で義務教育を受けられなかった人などに学び直しの機会をもってもらおうと、国が各都道府県と指定都市に少なくとも1校設置するよう促しているものだ。
新潟市では25年7月から学校のあり方などについて議論を重ね、その基本計画の最終案が取りまとめられた。
市の担当者は「入学時期については、より柔軟な対応があっても良いのではないかというご意見をいただいた。開設当初は4月と後期開始のタイミングで受け入れを行いたいと考えている」と説明。
授業は月曜~金曜の平日午後5時半に開始し、1コマ40分で4限まで。
義務教育を修了していない人だけでなく、中学校の卒業者でも不登校などで授業を十分に受けられなかった人も対象としている。
「新潟市民に限らず希望者はぜひ」
新潟市教育委員会の夏目久義教育長は「新潟市民に限らず、学びを希望する方々はぜひ通っていただきたいと思っているし、こういう人口減少時代に新しい学校ができるのは、喜ばしいことだと捉えて多くの方々に知らせていきたいと思っている」と話した。
新潟市では12月下旬からパブリックコメントと校名を募集する方針だ。
