SNS型投資詐欺の被害を未然に防いだとして、宮崎県宮崎市の金融機関の職員3人に警察から感謝状が贈られました。
宮崎南警察署で感謝状を受け取ったのは、高鍋信用金庫宮崎南支店の黒田直喜支店長と、別當弘丞次長、職員の斉藤里奈さんです。
3人は10月6日、「ATMで40万円を振り込めない」と窓口に来た70代の男性に対応。
振り込みの理由を尋ねると、男性は「良い株があったからやりはじめた」と話し、SNS上で知り合った人物にすでに複数回にわたって個人名義の口座に振り込みをしていました。
不審に思い、被害者に詐欺の可能性があることを説明して警察に通報。
これにより、さらなる被害を防ぐことができたということです。
(高鍋信用金庫宮崎南支店 黒田直喜支店長)
「日頃からの声かけが被害防止につながっていくと思うので、引き続き声かけに取り組んでいきたい」
警察によりますと、ことし1月から9月末までの県内におけるSNS型投資詐欺の被害件数は30件で、被害総額は約4億8600万円にのぼります。
警察は、少しでもおかしいと感じたら迷わずに最寄りの警察署に相談してほしいとしています。