市販薬の乱用、いわゆるオーバードーズ問題を受け、厚生労働省は、新たに2成分を加えた8成分の市販薬について、販売規制の対象とすることを了承しました。
市販薬では現在、6成分が「乱用のおそれのある医薬品」に指定され、販売に一定のルールが設けられています。
こうした中、若者を中心にオーバードーズの問題が深刻化していることから、厚労省は、あらたに2成分(咳止め成分「デキストロメトルファン」・アレルギー薬成分「ジフェンヒドラミン」)を加えた8成分の市販薬を「指定乱用防止医薬品」に指定し、販売の規制を強化します。
具体的には、18歳未満には、「5日分以下の1包装」など小容量のみを販売するほか、購入者の手の届かない場所に置くことなどが想定されてます。
今後、成分の追加についてパブリックコメントを経て正式決定され、来年5月から施行される見通しです。