南米ブラジルで大規模な竜巻が発生、6人が死亡1000人以上が家を失い非常事態宣言が出された。ハワイ島の火口で溶岩が噴出、「大西洋のハワイ」テネリフェ島では高潮などで3人が死亡するなど、各地で自然災害が相次いでいる。

ブラジルの町で住宅の9割が竜巻被害

南米ブラジル南部・パラナ州で7日、大規模な竜巻が発生した。

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直撃を受けたリオ・ボニート・ド・イグアスの町では、辺り一帯の住宅が屋根などを吹き飛ばされているのが確認できる。

竜巻の風速は約70mに達し、この町では住宅など9割の建物に被害が及んだという。

パラナ州当局によると、この竜巻で14歳の少女を含む6人が死亡したほか、少なくとも750人が重軽傷を負った。

また、1000人以上が家を失い避難を余儀なくされているという。住民らのショックは計り知れない。

住民:
つらいよ。言葉にできない。どう話せばいいのだろう?ただ喪失感があるだけだ。

州知事は「前例のない大惨事だ」と述べ、当局は非常事態を宣言した。

被害が及んだ世帯に、最大5万レアル=日本円で約140万円の支援金を給付する方針を固めるなど、支援に乗り出している。