物価高による学生の経済的な負担を減らそうと、越前市にある仁愛大学では10日から「無料ランチ」のキャンペーンを始めました。5日間、丼物のセットを提供します。
仁愛大学の学生食堂でランチタイムに行列をつくる学生たちのお目当ては、ロコモコ丼のランチセットです。
学生:
「無料なんですか?」
食堂職員:
「きょうは無料です」
仁愛大学では10日から5日間、日替わりのランチセットを1日150食限定で無料で提供します。
この無料キャンペーンは、物価高の中で学生の食費の負担を少しでも減らそうと大学が初めて企画しました。
初日は、ごはんの上にハンバーグと目玉焼きを乗せたロコモコ丼のセット。「ボリュームもあってすごくおいしいし最高です」と学生は笑顔を見せます。
800円相当のランチが無料とあって、10日は普段の1.5倍ほどの学生が学食を訪れ、約1時間で用意した150食がなくなりました。
学生は「いつもはロコモコ丼だけだけど、無料でサラダやみそ汁、おやつも付いてくるので嬉しい。(無料ランチの5日間)できる限り利用したい」と話していました。
大学ではこれまでもランチの割引きなどは実施してきましたが「無料」で提供するのは今回が初めて。費用の半分は日本学生支援機構の助成金を活用しています。
仁愛大学の無料ランチは14日までで、「ビビンバ丼」や「ソースカツ丼」のセットを提供します。