11月7日夜、宮城県大崎市三本木の神社では、釜で沸かしたお湯を浴びて無病息災を願う「湯花行事」が行われました。
「湯花行事」は、大崎市三本木の「若宮八幡神社」で、旧暦の9月18日の夜に続けられている神事で、300年以上の歴史があるとされています。
参道には、地区の安寧を願う大きな釜と氏子などが奉納する羽釜が並べられ、薪を燃やして湯を沸かします。
神職は祝詞を捧げたあと、勢いよく湯を振りまきます。
湯のしぶきが花に見立てられていて、これを浴びると無病息災のご利益があるとされています。
参拝した中学生
「すごい迫力で何回も(お湯を浴びて)熱かったけどいい体験になりました。このまちが平和でいられるようにと願いました。(神事が)このままずっと続いていけるようにしてほしいです」
参拝した男性
「神事としては最高ですね。勇壮だし、かなりいいですね」
参拝した男性
「息子が二人いるので息子が元気に育ってくれればと祈ってました。みんなが集まれる場所だと思うので1年でも多く続けばいいなと思います」
湯花行事は、地域の特色が伝承されていることなどが評価され、2020年、県の無形民俗文化財に指定されました。