中国の3隻目となる最新空母「福建」が正式に就役しました。
「福建」は中国軍で最大の国産空母で、リニアモーターを使って艦載機を短時間で加速させる「電磁式カタパルト」を初めて採用しています。
国営の新華社通信によりますと、5日に南部の海南省で就役式が行われ、習近平国家主席が出席して艦内を視察しました。
中国軍は6月に、「山東」と「遼寧」の2隻の空母を同時に太平洋で運用しました。
その後、9月には南シナ海で「福建」の試験航行を実施していて、就役に向けた準備を進めてきました。
今回の就役により、中国は空母3隻を常時運用できる体制を整えました。
中国は武力による台湾統一の可能性を否定しておらず、軍事力を背景にアメリカをけん制するとともに、日本を含む周辺国への圧力を強める姿勢を鮮明にしています。