2025年2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災による被害の総額が102億円余りで確定しました。
大船渡市は11月6日の会見で、2月に発生した山林火災の被害額が102億574万円で確定したことを明らかにしました。
最も割合が大きいのは面積が3370haに及んだ森林の被害で、金額は59億3900万円となっています。
また産業別では水産業が20億9700万円、商工観光業が5億3100万円などとなっています。
森林の被害では1700haが人工林で、このうちの72%を私有林が占めています。
大船渡市では現在、森林の所有者1800人に対し国の補助金を活用した再生事業について意向調査を進めています。
大船渡市農林水産部 山岸健悦郎部長
「皆さん(事業を)ご存じという前提だが、必要に応じて周知の仕方を考えていく」
意向調査の結果は11月中旬、市や森林組合などで構成される協議会で公表されます。