運転前に飲酒も…
違法行為は、駐車違反に留まらない。
東京・六本木で、放置駐車をして、飲食店に入ったロシアの外交官。
ジョッキに注がれた金色の液体、生ビールだ。
グイッと飲み干した外交官。車をとめて40分後、運転しようと車に戻ってきた。
記者:
飲んだのは?
ロシア外交官:
あれは…“ウーロン茶”

ウーロン茶だったとウソをついたものの、記者に酒を飲んでいる姿を見られたことを知り、言い逃れができないと悟ったのか…
記者:
ビールを飲んだのですね?
ロシア外交官:
えーと。はい、少し…

かつて、日本で飲酒死亡事故をおこしたこともある外国の外交官の車。あわや飲酒運転となるところだった。
目立つロシア外交官の違反
駐車違反で、特に目立つのが…頭に“79”の数字が付いた、ロシアの車。外交特権による違反金の踏み倒しの件数が最も多かったのも、ロシアだった。

警察庁から独自に入手したリストによると、過去の違反に対する踏み倒しは、国別ではロシアのワースト1位が続いていて、2023年度は2418件。過去6年で最悪となっていた。
全体に占める割合も、前の年度から4ポイント増え、63%と最悪に。
2022年にロシア大使は「状況を大幅に改善した。我々はとても厳しくしている」と繰り返した一方、言い逃れとも取れる言葉を述べていた。
ガルージン駐日大使:
間違いをするのはロシア大使館だけではないはずだ

