マイページ
Live
【ライブ】愛知で震度5強 気象庁が会見 長周期地震動1を観測
【ライブ】愛知で震度5強 気象庁が会見 長周期地震動1を観測
【独自】駐禁の外交特権悪用に対抗策も”無視“相次ぐ…日本政府240枚文書で判明した新たな問題|FNNプライムオンライン
フジテレビ調査報道|スポットライト

【独自】駐禁の外交特権悪用に対抗策も”無視“相次ぐ…日本政府240枚文書で判明した新たな問題

Google ニュース プリファードソース

「運転前に生ビール」「高速の路肩を走行」「バス専用レーンを爆走」…。
外国の外交官による、日本の市民に危険を及ぼしかねない “やりたい放題”の実態。中でも目立つのは、外交官ナンバー車による路上駐車違反だ。一部は、ウィーン条約に基づく外交特権を悪用し、駐車違反金を踏み倒している。日本政府は対抗策を打ち出したものの、それらが“無視”されるケースが相次いでいることが分かった。フジテレビが独自入手した240枚の文書から、新たな問題点が見えてきた。

“警告書”を独自入手

この初夏、外務省から記者に届いたのは、厚さ数センチ、240枚に上る文書だった。

情報公開請求から半年ほどを経て開示された。この文書は、外務省が国内にある外国の大使館に宛てて送った、いわば“警告書”だ。

この記事の画像(14枚)

ずっしりと重みを感じながら、1枚ずつめくる。すると、悪質な外交官車が、どこで、どれだけ、放置駐車違反を繰り返したのか、具体的な日付や都道府県が記された”表“が次々と現れた。

4分の1が日本の対抗策を“無視”

外交特権を巡る私たちのこれまでの報道を受けて、外務省は”踏み倒し“に対抗するべく4年前(2021年)に打ち出したのが、常習的に放置駐車違反をして違反金の支払いに応じない場合、外交官へのガソリン免税を認めないというものだった。

外務省は、駐車違反を繰り返した、特に悪質な外交官車64件(2021年~24年)について、「ガソリン免税を取り消すことになる」と対抗措置を示したうえで支払いを催促した。

しかし、約4分の1(23%)の15件については支払いに応じなかったという。日本の対抗策が無視された形だ。

“2カ月に4回”も駐車違反

文書では、「相手国との信頼関係を損なう恐れがある」として、国名は黒く隠されているものの、悪質な外交官車の駐車違反の“頻度”も今回、初めて判明した。

ある外交官の車は、東京で2ヶ月間に4回、放置駐車違反を繰り返していた。

また、ある領事館の車は大阪と兵庫で、半年で4件の違反を繰り返し、うち3件は土曜日だった。

これまでの取材では、高速道路の路肩やバス専用レーンを走行する外交官車、運転前にビールを飲む外交官の姿が実際に確認されている。

運転前にビールを飲むロシアの外交官(2019年、東京都内)
運転前にビールを飲むロシアの外交官(2019年、東京都内)

それぞれの常習的な放置駐車違反(310件)を分析したところ、土曜日が最も多く、3分の1(108件)が「土曜・日曜・祝日」だったことも分かった。つまり、“プライベート”での特権悪用の疑いも浮上しているということになる。

【よく一緒に読まれている記事】
【独自】外交特権で違反金踏み倒し「法律を守る意識が低いのですか?」ロシア大使が直撃にいら立ち…ロシア踏み倒し件数最多
【独自】外交特権で違反金踏み倒し「法律を守る意識が低いのですか?」ロシア大使が直撃にいら立ち…ロシア踏み倒し件数最多
関連記事
フジテレビ調査報道|スポットライトの他の記事
「早く帰ってきて」アキレス腱の手術翌日になぜ42歳の夫は死亡したのか 医療事故の患者側が抱える「情報開示の壁」【スポットライト】
「早く帰ってきて」アキレス腱の手術翌日になぜ42歳の夫は死亡したのか 医療事故の患者側が抱える「情報開示の壁」【スポットライト】
社会
「水害はない」と言われ買った家、大雨で浸水被害 千葉県で内水氾濫ハザードマップ公表義務ある自治体の半数が未公表 住民にリスク示されず
「水害はない」と言われ買った家、大雨で浸水被害 千葉県で内水氾濫ハザードマップ公表義務ある自治体の半数が未公表 住民にリスク示されず
社会
「どこに被害者いるのよ?」 アレフ内部音声を独自入手 松本元死刑囚の次男発言に被害者ら怒り 元最高幹部が初証言【スポットライト】
「どこに被害者いるのよ?」 アレフ内部音声を独自入手 松本元死刑囚の次男発言に被害者ら怒り 元最高幹部が初証言【スポットライト】
社会
【独自】“麻原教祖の次男”音声入手「機構に送金しない」オウム後継アレフによる賠償めぐり【スポットライト】
【独自】“麻原教祖の次男”音声入手「機構に送金しない」オウム後継アレフによる賠償めぐり【スポットライト】
社会
一覧ページへ
知野雄介
知野雄介

フジテレビ報道局調査報道統括チーム。NY特派員、警視庁キャップ、社会部デスク経る。除染会社のゼネコンとの癒着や巨額役員報酬を暴いた「除染マネー」報道でギャラクシー賞報道活動部門奨励賞。「外交官ナンバー車による外交特権悪用」報道で国会議論を経て外務省が外交官に対抗措置、ロシアの悪用多数明らかに。

×