10月の脳卒中月間にあわせて岩手県盛岡市で脳卒中予防の県民大会が開かれ、自身が患者となった経験を持つ医師がリハビリの体験を語りました。

広田診療所 坪井潤一医師
「『母の日おめでとうございます』と書くつもりで文字が全然浮かばない。『母』の単語が出ない」

脳卒中予防県民大会は県などがコロナ禍を挟んで6年ぶりに開催しました。

10月31日は陸前高田市の診療所に勤務する坪井潤一医師が講演し、脳梗塞で失語症を患いリハビリをした経験から有酸素運動と学習を続けることが大切と語りました。

広田診療所 坪井潤一医師
「ウォーキングは有酸素運動なので頭の血流が良くなるのではと取り組んだ」

厚労省によりますと、岩手県の2022年の健康寿命は男女ともに全国で最も低く、脳卒中もその要因の一つと言われています。

一関市から参加した人
「医療関係に携わっているのできょうの話を地域に帰って、色々話をしたい」

31日は岩手医科大学の板橋亮教授も講演し、血圧を下げる努力をすることや片方の手足が痺れるなどの症状が出たらすぐに病院に行くことが重要と語りました。

岩手めんこいテレビ
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