愛媛県新居浜市の女性が検察官を名乗る男から資金調査をでっち上げられ、スマートフォンの画面を見られながら口座を作ったところ、見られたIDやパスワードを悪用され、暗号資産約728万円分をだまし取られました。警察は被害届を31日に受け、電子計算機使用詐欺等事件として捜査しています。

被害にあったのは新居浜市に住む団体職員の女性(50代)です。

警察によりますと女性は今年10月25日、警視庁の警察官を名乗る男から「あなたが犯罪に関わっている」とウソの電話を受けました。このあとに岩手県警の警察官を名乗る男とのSNSのビデオ通話に誘導され、警察手帳のようなものを見せられたことで相手を本物の警察と信用。さらに検察官などを装う男から資金調査を口実にされて、ビデオ通話で相手にスマートフォンの画面を共有しながら暗号資産の口座を開設し、728万円分の暗号資産を購入しました。

この際に口座のIDやパスワードを見られ、女性が気づかないうちに728万円分の暗号資産が犯人の口座へ移され、だまし取られたました。

女性は岩手県警のホームページで同じような手口を見て詐欺と気づき、警察に相談しました。

警察は電子計算機使用詐欺等事件として捜査。警察官などを名乗る人物から連絡があった場合は、所属や名前を確認したうえで一度電話を切り、警察相談専用ダイヤル「#9110」や、自分で調べた警察署の番号に相談するよう呼びかけています。

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テレビ愛媛
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