愛媛県松山市の段ボール製造業者が、事業を停止したことが10月31日に分かりました。負債は約4億円で、この業者の事業は新しく設立された会社が継承すると見られています。

事業を停止したのは、松山市土居田町の段ボール製造業「田中段ボール」です。

帝国データンバンク松山支店によりますと、「田中段ボール」は1960年12月に設立。松山市を営業エリアにメーカーを主体に民間企業などから受注を得て、段ボールケースなどの企画デザイン・設計から製造、印刷加工まで手がけ、2025年3月期の売上げは約2億5500万円でした。

しかし、この前から経営環境や競合激化などで収益性が悪化していて、金融機関の支援のもと再建を目指していたものの、物価上昇や設備の老朽化などを背景に経営は苦しい状況が続き、多額の借入負担も重荷になって、事業を10月30日に停止しました。

負債は約4億円で、この会社の事業は別に設立された新しい会社が継承すると見られています。

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テレビ愛媛
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