愛媛県四国中央市の老舗の総合建設会社と関連会社の2社が事業を停止し、破算申請の準備は入ったことが31日に分かりました。負債総額はあわせて約7億円と見られています。
破算申請の準備に入ったのは、四国中央市金生町下分の建築工事業「金生建設」と関連会社「金建」です。
東京商工リサーチ高松支店によりますと「金生建設」は1926年の創業から99年が経つ総合建設会社。建築や大工、とび・コンクリートなどの工事を展開したほか、一般注文住宅をはじめリフォームや外壁工事、工場や寺社仏閣など公共施設や大型商業施設の建築を多く手がけ、ピークの売上げは2000年3月期に約10億6600万円に達しました。
しかしその後は、他社との競合激化や官公庁の工事の発注の減少を受けて業績が伸び悩み、近年は資材の高騰など経営環境の悪化も重なり、2024年8月期の売上げは約1億6900万円まで落ち込んで当期損失は3600万円程に。事業の再建の見通しが立たないことから10月30日に事業を停止しました。
関連会社の「金建」も連鎖して、松山地裁西条支部への破産申請の準備に入ったとしています。
負債総額は2024年8月時点で、あわせて約7億300万円と見られています。
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