春高バレー鹿児島県予選、2025年10月31日の開幕を前に有力校を紹介するシリーズ、めざせ春高。最終回は、男子第1シードの川内商工だ。2025年の全ての大会を制し、県内公式戦では18大会連続優勝という圧倒的な強さを誇る強豪校の魅力に迫る。
高速コンビバレーが最大の武器
川内商工の最大の武器は「高速コンビバレー」だ。3年生エースでキャプテンの尾田原琉碧選手を軸に、同じく3年生のセッター宝満大空選手が多彩な攻撃を組み立てる。この2人は2025年1月の春高バレーでもレギュラーとして活躍し、チームを初のベスト8という快挙に導いた実績を持つ。
 
「最後の学年として学校初の日本一を取るためにチーム全員で頑張りたい」と尾田原キャプテンは意気込む。セッターの宝満選手も「日本一を取るラストチャンスなので県予選でしっかり勝ちきって、自分たちの目標を達成したい」と決意を語る。
スーパールーキーが加わり戦力アップ
そんな強豪チームに2025年、新たな力が加わった。1年生アタッカーの田中洸選手だ。中学時代には全国選抜のメンバーとして海外遠征に参加した経験を持つ、世界を知るスーパールーキーである。いよいよ田中選手にとって初めての春高予選がスタートする。
「自分の持ち味をしっかり発揮することと、3年生と試合ができるのも残りわずかなので一つでも多く試合ができるように頑張っていきたい」と意欲を見せる田中選手。高校1年生ながら、チームの戦力として大きな期待が寄せられている。

日本一へ、大会5連覇への挑戦
18大会連続優勝という県内での圧倒的な強さを誇る川内商工。今回の春高予選では大会5連覇をかけて戦う。昨年の春高では初のベスト8まで勝ち進んだ実績を持つ川内商工だが、今年は「日本一」という高い目標を掲げている。
 
尾田原キャプテンを中心とした3年生の力強いプレーに、田中選手という新たな戦力が加わり、さらなる飛躍が期待される。地方から全国へ、そして日本一へ。川内商工の挑戦は始まったばかりだ。
10月31日に開幕する春高バレー鹿児島県予選。川内商工の活躍に注目したい。

 
       
         
         
        