就任後、初めて沖縄を訪れている黄川田沖縄担当大臣が30日、再建が進む首里城や普天間基地などを視察しました。

29日から沖縄を訪れている黄川田大臣は、30日午前、工事が行われている首里城を訪れました。

黄川田大臣は、内閣府の職員から、2026年秋の完成が予定されている正殿の工事の進捗状況について説明を受けたほか、首里城正殿の屋根に取りつけられた鬼瓦と呼ばれる獅子飾りなどを見学しました。

続いて宜野湾市役所で佐喜真市長と面談した黄川田大臣は、普天間基地を視察しました。

佐喜真市長は、基地からの騒音などで市民生活に影響が出ている事や、日米の返還合意から30年近くが経過しているとして、早期の全面閉鎖や返還の実現を求めました。

これに対し、黄川田大臣は「普天間基地の全面返還は政府全体挙げての方針であり、早期の返還が実現するよう取り組みたい」と応じました。

このほか市町村や経済界の関係者などと面談した黄川田大臣は、会見を開き「強い沖縄経済の実現に取り組んでいく」と述べました。

黄川田仁志 沖縄担当大臣:
予算や税制など様々なツールを利用して、強い沖縄経済の実現に向けて、沖縄振興に全力で取り組んで参りたいと考えています

また、焼失から明日で6年となる首里城の再建について「関係閣僚会議で決定した工程表に基づき、再建を着実に進めるため、関係省庁と連携を取って取り組んでいく」と述べました。

沖縄テレビ
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