港湾物流産業の将来像を話し合う県の検討委員会の初会合が、28日に開かれました。
沖縄県は、新沖縄21世紀ビジョン基本計画で、港湾物流産業の発展に向け自治体や有識者、港湾関係者の意見を募り、グランドデザインを策定するとしています。
検討委員会で県は、港まで陸路で貨物を運ぶ場合、交通渋滞に巻き込まれる現状について説明し、那覇港に集中する貨物の分散や、航空輸送を組み合わせるなどして、切れ目のないスムーズな物流体制の構築を目指す考えを示しました。
出席者からは、限られたスペースで作業の効率化を図る観点から、港湾施設を多層階にすることや、災害を想定して港からの避難経路を策定すべきとする意見が上がりました。
検討委員会は、2026年2月と5月にも開かれる予定です。