去年1月、福岡県北九州市の鳥町食道街で起きた大規模火災で、火元となった飲食店の元経営者の女性が在宅起訴されました。
30日、業務上失火の罪で起訴されたのは、北九州市小倉北区の鳥町食道街で起きた大規模火災で、火元となった飲食店を経営していた70歳の女性です。
起訴状によりますと、女性は去年1月3日の午後、凝固剤を入れた油入りの鍋を火にかけたままその場を離れ燃え上がらせ、鳥町食道街の店舗など合わせて33棟、約2730平方メートルを焼損させたとされています。
店は当時、営業準備中でした。
女性は今年7月に書類送検された際、反省の弁を述べた上で「新年のあいさつに行こうと思い、鍋を火にかけたことを忘れたままだった」と話していました。