もし観光地で無差別殺傷事件が起きたらどう対応するのか。

福岡市の福岡タワーで30日、初めて事件に対応するための訓練が行われました。

訓練は、福岡市の観光地となっている福岡タワーで、無差別殺傷事件が起きた場合を想定して初動対応を検証しようと行われました。

訓練ではまず、刃物を持った犯人役の男が人々を無差別に襲っていきます。

福岡タワーの職員たちは利用者を避難させたほか、ケガ人の応急処置に当たりました。

タワーの警備員たちは、さすまたなどで応戦して時間を稼ぎ…まもなく装備を整えた警察官が到着しました。

暴れる犯人を制圧して一件落着かと思いきや…

なんと展望台にも刃物男が出現です。

警察官はエレベーターで展望台エリアに突入し、犯人と対峙します。

犯人を刺激しないように説得を続け、慎重に取り押さえました。

これでようやく事件解決です。

◆早良警察署 豊福啓輔 地域管理官
「(事件が発生した場合)施設側がどう対応できるか、現場に来た警察官がどう対応できるかで、利用客や観光客の安全や命を守れるかを大きく左右する」

福岡タワーでは今回の訓練の経験を生かして、警察や関係機関との連携を一層強化していくとしています。

テレビ西日本
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