秋から冬へ、木々が色づき始めた福井市の養浩館庭園で、恒例の雪つり作業が始まりました。冬の雪から樹木を守る冬支度です。
 
29日の福井県内はあたたかな日差しに恵まれました。 
 
国の名勝に指定されている養浩館庭園では、長年手入れを担当している庭師が高さ7メートルほどの支柱を立て、放射状にわら縄をかけていきました。
  
見た目の美しさも必見で、冬の始まりを告げる風物詩に熟練の技が光ります。
  
庭師の森口朝行さんは「今年の夏は暑かったので冬だけはおだやかに過ぎてくれるといいが…雪で折れたりしないようにしっかりケアできることはしてあげたい」と話します。
  
11月中旬までにクロマツやツツジなどの低木にも雪つりを施します。
  
静岡からの観光客は「予想していなかった作業が始まって楽しく見ている。きれいだけど、(雪の)大変さの方があるのかな…」などと話し、秋の穏やかな日差しの中、池の水面に映る秋の風景を楽んでいました。
  
養浩館庭園では、11月の1カ月間、ライトアップを行います。

福井テレビ
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