安倍元首相の銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告(45)の2回目の公判が開かれ、証人として事件当時、現場にいた議員が出廷しました。
裁判2日目となる29日、山上徹也被告は、28日はかけていなかった眼鏡をかけて法廷に現れました。
29日は検察側の証拠の説明が行われ、山上被告が安倍元首相の襲撃を一度見送った、岡山県での応援演説に関するインターネットの検索履歴などが示されました。
また29日は、安倍元首相が銃撃された際、すぐ近くにいた佐藤啓参議院議員が検察側の証人として出廷しました。
佐藤議員は当時の状況について、付近には300人以上の聴衆がいたなどと説明し、銃撃について「これまで体験したことのない大きな音がした」と振り返りました。
30日の公判では、検察側の証人として安倍元首相の解剖を担当した医師や捜査にあたった警察官が出廷する予定です。