アメリカのヘグセス国防長官は、アメリカ軍が27日に東太平洋で麻薬を密輸していたとみられる船4隻に対して3回の攻撃を行い、乗組員14人を殺害したと発表しました。
ヘグセス国防長官はSNSに「トランプ大統領の指示に基づき、東太平洋で麻薬密輸を行う指定テロ組織が運用する4隻の船に、3回の致死的攻撃を行った」と投稿し、乗組員あわせて14人を殺害したと明らかにしました。
投稿された動画には停泊中の2隻の船や、航行中の船がそれぞれ攻撃を受けて炎上する様子が映し出されています。
生存者は1人だということです。
ヘグセス氏は「麻薬テロリストはアルカイダよりも多くのアメリカ国民を殺害しており、同様の扱いを受けるだろう」と警告しました。
トランプ政権は9月以降、麻薬を密輸しているとみられる船に攻撃を繰り返していて、アメリカメディアは24日の時点で「少なくとも43人が殺害された」としていて、「政権は、議会の同意なしに秘密戦争を遂行している」などと正当性を疑問視しています。