福島の復興のために、長崎から何ができるか・・
復興庁が全国の中学校や高校で行っている「出前授業」が県内で初めて行われました。
28日は長崎市の西泊中学校で、復興庁の新居泰人 統括官が、2011年の東日本大震災のときには生まれていなかった1年生、約100人を前に、その被害や現在の状況などを話しました。
新居泰人 統括官
「(伝えたいことは)被害と犠牲を繰り返さない」「同じような被害がないように頑張っていかないといけない」
出前授業は4年前に始まり、2024年度までに北海道や沖縄など27の都道府県で実施されています。
新居統括官はスライドを使い、震災時には47万人いた避難者が2万7千人にまで減っていることや、復興道路や災害公営住宅の整備は100%に達していることを説明しました。
この後、生徒たちはグループごとに福島に関心を持つための取り組みなどを考え、発表しました。
「SNSに公式アカウントを作ったらいいと思います」
「CMを出すのがいいと思いました」
Q出演者は?
「(女優の)芦田愛菜」
復興庁の公式SNSはあるものの浸透には課題があるとのことで、新居統括官は復興庁としても今回の取り組みに手ごたえを感じていました。