宮城県内産の生食用のカキの出荷が始まりました。海水温の上昇などにより例年より1カ月遅れとなっています。
石巻市で行われた初入札では、県内38カ所から集められたおよそ6.6トンのカキが並びました。
県内産の生食用のカキは、県の指針により毎年9月29日が出荷の解禁日とされていますが、今年は海水温の上昇などにより成育が遅れ、1カ月遅れの出荷開始となりました。
寒さが増すこれから、本格的な旬を迎えますが、身入りもよく味も良いということです。
初入札では10キロあたりの平均価格が4万960円で、去年とほぼ同じになりました。
県漁協 阿部輝喜かき部会長
「宮城県のカキを生で味わってもらいたいので、おいしくできたカキを食べてもらえたらなと思います」
県漁協は、今シーズンの県全体の生産量を去年より100トン多いおよそ830トンと見込んでいます。